やまももは那珂川のいたる所に多く自生している常緑樹でした。
しかし今では南畑などの中山間部で栽培されている木を見かけるのみとなりました。
特有の甘酸っぱい味と香りは生食で楽しむのが一番。
昔は木からとってよく食べたものです。
今では市場で流通する事もすっかり減り、
出回っていてもその期間は極端に短く、
6月末近辺しか手に入らず、
いまや「幻の果実」となっているように思えます。
市のシンボルなのに、今や原料を確保するのにも苦労するほど希少な果実となってしまいました。しかし、その名が示す通り、山奥ほど美味しい果実が実るそう。
那珂川はこんなにも山が深いのかと驚くような細い急斜面を分け入っていくと、一面たくましい枝振りのやまももの木。季節になればかぞえきれないほどの赤い実をつけます。高木が多く、収穫も苦労します。たくさんの方々の協力を得て、やまももを収穫しています。
今、市や地域の方々のご支援を受けて女性や高齢者、こどもでも収穫できる様にと、低木の木を育てようと、やまももの苗木の植樹も行なっています。誰もが昔の様に、手軽にやまももを味わえる日が、もうすぐやって来るかもしれません。
那珂川市の自然の恵みで、那珂川市の新しい魅力が続々と生まれています。
代表 山﨑 美代子
福岡県那珂川市片縄北4-5-5
TEL092-952-1557